雅押花の会

押し花について

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押し花とは

皆様の持つ押し花に対するイメージはどのようなものですか?昔からある新聞紙や電話帳に挟んで作る押し花を思い描いている方が多いことと思います。しかし、近年の押し花技術というものは目を見張るほど、すばらしい進化を遂げています。

乾燥技術や保存方法は当然のこと、押し花を作るための道具についても格段に進歩しています。化学の力を応用し、簡単に押し花を作ることができるようになり、さらに花の持つ美しさはそのままに、押し花の楽しさを追求できるようになっています。

今や押し花は絵画の息に達しているばかりではなく、様々な表現方法が可能となっています。

 

押し花の歴史

押し花の始まりは16世紀ごろだといわれています。イタリアの生物学者が標本として、押し花を残していたと文献に記録があります。

19世紀、英国のビクトリア女王も押し花を愛好し、作品を額装して飾っていたと伝えられています。

日本国内においては、江戸時代に作家の滝沢馬琴が押し花帳を作っていたとされています。戦後、押し花でのデザインが徐々に広まり、最近では押し花の絵画的な表現が普及し、その芸術性を追及する人たちも増えてきました。
湿度の高い日本では押し花を作るにあたって乾燥させにくいため、かえって押し花に関する技術が発達したとも言われています。